厚手のビニール袋に包んだ米を… 農林水産省がすすめる方法が?

2025年5月5日(月)19時13分 grape

※写真はイメージ

2025年5月現在、米の価格高騰が続いています。

同年3月には、食料備蓄として保存している『備蓄米』を、政府が放出しましたが、米の価格は高止まりしたままです。

価格が高いからこそ、米を無駄にしないよう、今まで以上に保存方法に気を付けたいですよね。

※この記事には虫の写真が含まれます。苦手な方はご注意ください。

米の害虫を防ぐ方法

「保存している米に、虫が湧いてしまった」という経験はありませんか。

虫を取り除けば食べることもできるそうですが、口に入れるものとして気持ちがいいことではないですよね。

また、アレルギーを引き起こす可能性もあるので、人によっては処分してしまうこともあるでしょう。

農林水産省や各自治体のウェブサイトでは、害虫を防ぐ米の保存方法を紹介しています。

米に湧く、主な虫の正体とは?

米に付着する主な害虫は、ノシメマダラメイガとコクゾウムシだそうです。

1cm程度のガである、ノシメマダラメイガは、米の外側を包む『ぬか層』や、芽になる『胚芽部』に卵を産むとのこと。

幼虫は見た目が糸くずのようで、米にそっくりな色をしているため、よく注意しないと気付けないといいます。

3mm程度の小型の甲虫である、コクゾウムシは、米の中に卵を産み、内側から食い破って成虫が外に出てくるとのこと。

卵や幼虫、サナギは米の中にいるため、成虫だけがある日突然湧いたように見えるそうです。

コクゾウムシ

では、これらの害虫から米を守るには、どうしたらいいのでしょうか。

農林水産省や各自治体のウェブサイトによれば、米は長期保管を避け、約1か月で食べきることが推奨されています。

米びつの米は毎回使いきり、清掃してから新しい米を入れましょう。

また、厚手のビニール袋に包んだ米を、野菜室で保存するのもいいそうです。

※写真はイメージ

米の害虫は15℃以下になると活動が鈍り、増殖できなくなります。適度な温度と湿度を保って米を守る、野菜室が保存場所に適しているとのこと。

米を粗末にしないために、できる範囲で害虫を防ぐ対策をしておきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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