「あんぱん」阿部サダヲ&河合優実が再タッグ 実は...「ふてほどより前にオファー」朝ドラCP語る舞台裏

2025年5月11日(日)10時10分 スポーツニッポン

 女優・今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は、第6週までの放送を終えた。アンパンマン生みの親・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルとした物語で、ストーリー展開はもちろん、豪華キャスト陣の熱演も大反響だ。中でも、昨年1月期放送のTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」で父娘を演じた阿部サダヲ(55)と河合優実(24)の“再タッグ”が話題に。このキャスティングの意図を、作品を手掛ける倉崎憲チーフ・プロデューサーに聞いた。(中村 綾佳)

 物語はヒロイン・朝田のぶ(今田)と柳井嵩(北村匠海)夫婦の子供時代、1927年(昭和2年)から幕を開け、2023年度後期「ブギウギ」以来3作ぶりの子役スタートとなった。阿部演じるパン職人・屋村草吉は初回から登場し、“隠れジャムおじさん”として話題を集めた。

 第3週から舞台が学生時代に移り、ついにヒロイン・今田らが登場。河合は朝田家の次女・蘭子役として物語に大きく関わっていく。

 阿部と河合の2人は、昨年「2024ユーキャン新語・流行語大賞」にも選ばれ旋風を巻き起こした「ふてほど」以来の共演となった。ネット上では再タッグを喜ぶ声が上がった。

 このキャスティングは、やはり「ふてほど」が影響している?と倉崎氏に問いかけると、「いえいえ!実は、『ふてほど』より先にオファーをしていたんです!」と驚きの回答があった。

 倉崎氏は入局1年目の2011年、大河ドラマ「平清盛」を担当したときに阿部と初対面した。「その時に凄くよくしてくださったんです。僕なんてド新人だったのに、優しく気にかけてくださって。誰にでも平等に接してくれて…」と感激。すっかり阿部のとりことなった。

 その後、19年の「いだてん〜東京オリムピック噺〜」で再会。「阿部さんがいると、現場が明るくなるんですよね」といい「意外ですが、朝ドラには『こころ』以来20年以上出ていらっしゃらない。僕は日本の朝には阿部サダヲが必要だ!ってずっと思っていて、自分が朝ドラをやるときが来たら絶対に阿部さんに出ていただきたいと思っていたんです」と、念願かなってのオファーだったと打ち明けた。

 一方の河合は、同作のヒロインオーディションに出演していたことをきっかけに蘭子役をオファー。「ヒロインオーディションの最終で、河合さんの演技に圧倒されたんです。とてつもない才能に出会った」と明かし「この人をずっと見ていたいなっていうお芝居で。次女の蘭子は三姉妹の中で落ち着いていて冷静でバランサー的な役割のキャラクターなので、河合さんにピッタリはまるんじゃないかと思いました」と起用の意図を説明した。

 そして「このオーディションは、実は『ふてほど』放送前に行っていたので、『ふてほど』ブレークに便乗とか、一切ないんです。本当に偶然なんです」と念を押す倉崎氏。「河合さんがまさか、あんなに大ブレークされるとは…」と驚き、河合の才能を称賛した。

スポーツニッポン

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