「相当バネがある」巨人のリードオフマン争いに新助っ人ブリンソンも!高木豊氏は「1番でも3番でも」と高評価

2023年2月28日(火)16時20分 ココカラネクスト

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 覇権奪還を狙う巨人はオフシーズンに5人の新たな外国籍選手を獲得した。5人の中で唯一の野手であるルイス・ブリンソン外野手(28)は、新チームの1番打者候補として注目を集めている。

 そんなブリンソンについて、現役時代に横浜などで活躍し、引退後もアテネオリンピック日本代表や横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで語った。

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 身長196センチ、体重96キロと超大型野手のブリンソンは2017年にブルワーズでメジャーリーグデビューすると、18年から21年までマーリンズで活躍し、22年にジャイアンツに移籍。3拍子そろった高い能力が武器だ。巨人は昨季、9人の助っ人を要しながらも、満足のいく結果を残した選手は少なく、今季残留したのはアダム・ウォーカー外野手(31)のみという現状からみても、新外国籍選手たちへの期待は大きい。

 巨人のキャンプを訪れ、新助っ人たちの状態を見てきたという高木氏は、ブリンソンの印象について、「のんびりしてる。別に慌てるそぶりもない。もうちょっと(練習)やらないの?と言っても、慌てないんだよ」と、日本とメジャーでの調整方法の違いからなのか、ゆったりとした調整にマイペースな印象を感じていた。

 ただそんなマイペースな調整に対して高木氏は大きな心配をしていないようで、「ブリンソンはやると思うんだよね、だから慌てなくていいと思う。開幕に合わなくても徐々に上がっていくから。ちょっと我慢して使う時期もあっていいと思う。今はのんびりしてるけど、オープン戦が始まったりすると変わってくるかな。その代わり身を見たい」と、語っている。

 球団側とすればもう少しペースを上げてほしいと思う気持ちがあるかもしれないが、高木氏は長いシーズンを通して見ればしっかりと戦力になる選手だと目を細めた。そう感じさせる要因の一つには紅白戦での姿があった。同氏は、「実戦になると雰囲気が変わる。走った姿を見たら相当バネがあるよ。原監督に聞いたら『1番も考えてるんだよね』と言ってた。3拍子そろってる。そういう意味では1番でも3番でもいいと思う」と、その能力の高さに惚れ惚れ。1番での起用も十分あり得ると語った。

 そんな巨人の1番打者争いが、オープン戦から激化している。25日に行われた広島とのオープン戦では、楽天から移籍したオコエ瑠偉外野手(25)が1番で起用され2打数1安打1四球、本盗を含む3試合連続盗塁を決めた。また、ここまで実戦17打数8安打、打率・471の猛アピールで、1番打者候補に名乗り出ている。

 一方のブリンソンも、オープン戦初戦となった23日のヤクルト戦(浦添)で、来日1号となる3ランを放ち、26日にはDeNA戦で中堅越えの二塁打を放つなど、能力の高さをアピール。マイペースな調整の成果をオープン戦でしっかりと発揮している。新戦力たちの活躍が、優勝から遠のいているチームを救う存在になりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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