「リカルドのような状況になりつつある」角田裕毅は2026年F1シート喪失か 海外識者が言及「どこにも居場所はなくなってしまう」

2025年3月1日(土)11時40分 ココカラネクスト

角田にとって今シーズンが勝負という事実は動かない(C)Getty Images

 プレシーズン合同テストも行われるなどF1新シーズン開幕が近づく中でも、来季以降における日本人ドライバーの去就を懸念する声は途切れることはない。英メディア『F1 OVERSTEER』が現地時間2月27日、レーシングブルズの角田裕毅の特集トピックを配信。角田とチームとの契約が2025年までとなっていることについて、解説者として活動するデビッド・クロフト氏、カルン・チャンドック氏が語ったそれぞれの見解を伝えている。

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 同メディアによると、2月26日から行われたバーレーンでのF1テスト2日目、英『Sky Sports』で実況中、解説を担当していた両氏が角田の来季について言及したという。その際、クロフト氏は昨季までレーシングブルズ(RB)に在籍したダニエル・リカルドを例に挙げ、「ツノダはダニエル・リカルドのような状況になりつつある。レーシングブルズのようなジュニアチームにいるには経験を積みすぎているし、レッドブルへ昇格する道も閉ざされている。となると、どこにも居場所がなくなってしまう」などと指摘。

 リカルドは2014年からのレッドブル在籍時で7勝をマークするなど、トップドライバーとして活躍。しかし、その後マクラーレンで走るも解雇されると、何とかレッドブルのジュニアチームの一員となるも輝きを取り戻せないまま、昨シーズン途中に再びレギュラーシートを追われる形でF1の舞台から去ることとなった。

 クロフト氏はその上で、角田を支援するホンダが2026年よりアストンマーティンと組むことを受け、「論理的に考えれば、ツノダにはアストンマーティンのリザーブドライバーの役割が用意される可能性がある」と予想する。

 元F1ドライバーであるチャンドック氏からはさらに悲観的な言葉が発せられており、「2026年に彼がどこにいるのか、少し不安を感じる」と心境を吐露。また、「ホンダがレッドブルの支援をやめる今シーズン末に、ツノダはどうなるのか? 何のシートも得られず、行き場を失う可能性があるのではないかと心配している」などと語ったという。

 他にも今回のトピック内において、「アストンマーティンにはすでにフェリペ・ドルゴビッチとストフェル・バンドーンがリザーブドライバーとして所属しており、ホンダの後ろ盾があるからといって(角田の)シートが確保される保証はない」とも綴られている。

 もちろん、契約に関してはシーズン途中にも何らかの動きが起こる可能性は少なくはない。だが、現時点での角田のF1ドライバーとしての未来は、極めて不透明であることは間違いないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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