藤川阪神 2暴投の乱調も育成出身、159キロ右腕に向けられる期待の目「勝負はまだ、始まったばかり」

2025年4月10日(木)12時19分 ココカラネクスト

工藤は開幕後、甲子園初見参で結果を残せなかった(C)産経新聞社

 阪神は9日のヤクルト戦(甲子園)に3−5と敗れ、3位に転落した。

 ミスが響いた。3点をリードした6回無死二、三塁で先発のジェレミー・ビーズリ—からバトンを託されたのは中継ぎ右腕の工藤泰成。最速159キロと剛腕で知られるが、緊張の場面で制球が定まらない。この日は2暴投で2点を失い、プロ初黒星。6回は一死二、三塁で一塁手の大山悠輔が本塁悪送球で勝ち越し点を献上とミスの連鎖で痛い星を落とした。

【動画】この圧巻のピッチング!工藤が甲斐から最後はフォークで空振り三振を奪ったシーン

 またこの日2暴投となった工藤は育成ドラフト1位入団ながら、キャンプ、オープン戦の快投が認められ、開幕前に支配下を勝ち取った。

 150キロ中盤の球威ある直球とフォークのコンビネーションで知られる右腕は6日の巨人戦でも1点をリードする6回二死一、三塁の場面で起用され、相手捕手の甲斐拓也からフォークで空振り三振を奪うなど、存在感を示していた。

 開幕してから初の甲子園登板の内容はほろ苦いものとなったが、この試合で2点ビハインドの7回から4番手でマウンドに上がり、無安打1四球としっかり抑えたドラフト1位左腕の伊原陵人とともに、工藤は今季から戦いの輪に加わった人材として高い期待を集めている。

 この日は失点となってしまったが、成長が期待されるロマン腕に対しては降板後からファンの間でもネット上では、「まだ、プロ1年目」「勝負はまだ、始まったばかり」「まっすぐはやはり凄い」「先の育成を楽しみにしています!」など応援の声が飛んでいる。  

 今後も藤川監督の「育てながら勝つ」投手育成法が話題を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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