巨人・甲斐拓也 「2番・捕手」64年ぶりのアナウンスに球場どよめき「今のがすべて...ビックリした」

2025年4月15日(火)20時55分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人1—0DeNA(2025年4月15日 東京D)

 巨人は15日、DeNAと対戦し、1—0で勝利。連敗を3で止め、勝率を5割に戻した。先発の井上温大投手(23)は7回を6安打無失点の快投で今季初白星を挙げた。甲斐拓也捕手(32)が3回に右前適時打で叩き出した1点を守り抜いた。

 ヒーローインタビューで井上は「応援ありがとうございます。何とか連敗を止めようと思って精一杯投げました」と語り「なかなか自分が投げた試合が勝てなかったので、チームが勝つことができて本当に良かったです」と笑顔が弾けた。

 そんな井上を称えたのがバッテリーを組んだ甲斐だった。「本当、きょうははると(井上)のおかげです。よく投げてくれたので、みなさん拍手をお願いします」とし「試合を作って、なかなか勝ちがつかなかったんですけど、我慢強く投げてくれたと思いますし、本当にいいピッチャーだなと思います」とした。

 その勝利を呼んだのが2番に入った甲斐のバットだった。0—0の3回に1死一、三塁から、DeNA先発ジャクソンの高めに浮いた直球を右前に運んだ。甲斐は2番で先発出場するのは、ソフトバンク時代の21年に1試合あるだけ。巨人で「2番・捕手」の先発出場は1961年9月23日の国鉄戦(後楽園)で藤尾茂以来、64年ぶりとなった。

 64年ぶりとインタビュアーから紹介されると東京ドームは大きなどよめきに包まれた。「今の(反応)がすべてだと思います。僕もびっくりしたので。でも、どこだとしてもやることは変わらない。また自分の仕事ができるように頑張るので、熱い声援をよろしくお願いします」と声を張り上げた。

 チームは敵地・広島で3連敗。この日は不振の坂本、12日の広島戦で左手の親指を痛めたキャベッジが抹消された。大城を一塁、佐々木を右翼で起用し、大改造を余儀なくされた打線。その中でもぎとった1点を8回は大勢、9回はマルティネスが無失点でつないだ。

スポーツニッポン

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