巨人再び3位に転落 9戦連続2得点以下の窮状 奮起が待たれる「キーマン」とは

2024年4月25日(木)11時0分 ココカラネクスト

吉川は攻守で奮闘が期待されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は4月24日に行われた中日戦(東京ドーム)に2−3と接戦を取りこぼした。

 ミスも勝機を分けた。2−2で迎えた7回一死三塁の場面、捕手の岸田行倫が三塁走者の尾田にけん制したが、不運にも相手シューズのソールにけん制球が当たり、ボールが転々とする間に生還を許した。これが決勝点となり、痛恨の敗戦、チームは再び3位となった。

【動画】これぞ投手を助けるフィールディング!2回に吉川が好守でダブルプレーを奪った場面

 一方、チームにとって喫緊の課題となっているのはなかなか点を取れない打線のてこ入れだ。この日も3回以降は点を奪えず、重苦しさが漂った。

 これで8戦連続本塁打なし、9試合連続2得点以下は3年ぶりとなった。チーム防御率は12球団トップの「1.82」を誇りながら、リーグ最少タイの「54得点」と課題は明らかになっている。

 こうなれば主砲・岡本和真の豪快な一発も期待したいところだが、打線のキーマンとして注目を集めているのは、このところ8番を任されている吉川尚輝にもある。

 忍者守備ともいわれる広い守備範囲を誇り、たびたび好守で投手陣を救っているが、打撃ではここまで「.211」、得点圏打率は「.136」と苦しい数字が並ぶ。

 阿部監督が期待するのは昨年日本一に輝いた阪神の木浪聖也が体現しているように「恐怖の8番打者」として下位からも上位につなげ打線を盛り立てていく役割と見られる。

 このところ上位打線ではこの試合でも2番に入り、現在打率.302と好調なオコエ瑠偉、1番に入った門脇誠もコンスタントに結果を残しているとあって、主軸だけに頼らない打線形成も期待される。

 目指すV奪回に欠かせないピースとされた、投手陣の整備は確実に進んでいる。となれば、あとは打線がかみ合えば、さらなる上昇気流をとらえられる。25日の試合は好調な「スガコバ」バッテリー。嫌なムードをかき消す快投も楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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