日本人初ウエルター級世界王者へ、佐々木尽がWBO王座挑戦 田中空の東洋太平洋同級王座決定戦も…6・19大田区総合体育館

2025年4月25日(金)12時0分 スポーツ報知

世界タイトルマッチへの意気込みを語る佐々木尽(カメラ・竹松 明季)

◆プロボクシング ▽WBO世界ウエルター級(66・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・ブライアン・ノーマン—同級2位・佐々木尽(6月19日、大田区総合体育館)

 WBO世界ウエルター級2位の佐々木尽(23)=八王子中屋=が、同級王者・ブライアン・ノーマン(24)=米国=に挑戦することが決まった。25日、横浜市内のホテルで行われた「NTTドコモ presents Lemino BOXING 佐々木尽世界タイトルマッチ開催発表記者会見」で発表された。佐々木が勝てば、日本人初のウエルター級世界王者誕生となる。

 戦績は佐々木が19勝(17KO)1敗1分け、ノーマンが27勝(21KO)1無効試合。

 佐々木は、WBA・IBFで4位、WBCでも5位と、主要4団体で上位にランクされている。日本人選手のウエルター級での世界挑戦は6度目(5人目)。2009年10月3日に佐々木基樹(帝拳)がWBA王者ビチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)に挑戦して判定負けして以来16年ぶりとなる。

 ノーマンは昨年5月のWBO世界同級暫定王座決定戦でジョバニ・サンティラン(米国)に10回KO勝ちして王座獲得。同年8月、正規王者テレンス・クロフォード(米国)が王座を返上したため、正規王座に認定された。今年3月29日、米ラスベガスで挑戦者デレク・クエバス(プエルトリコ)を3回TKOで退け初防衛に成功。佐々木はこの試合を現地で視察し、試合後にノーマンの前で「挑戦状」を読み上げ対戦を直談判。先日まで、ラスベガスでスパーリング合宿を行っていた。

 セミファイナルでは東洋太平洋同級王座決定戦が行われ、3戦3勝3KOの同級8位・田中空(大橋)と同級4位・小畑武尊(ダッシュ東保)が対戦。小畑の戦績は14勝(6KO)7敗1分け。

 その他の試合は以下の通り。

 日本フェザー級王座決定戦=同級1位・大久祐哉(金子)vs同級2位・阿部麗也(KG大和)

 IBF世界ライトフライ級王座決定戦=同級1位クリスチャン・アラネタ(フィリピン)vs同級2位タノンサック・シムシー(タイ)

 スーパーミドル級8回戦=対戦カード調整中

 76・2キロ契約デビュー戦=東京五輪日本代表・森脇唯人(ワールド)vs韓国ミドル級王者・ベク・ハソ(モンゴル)

 フェザー級8回戦=大橋蓮(大橋)vsラン・コウコウ(中国)

 東日本新人王予選4回戦=山口聖矢(大橋)vs木内凌祐(セレス)

 興行は、NTTドコモ映像配信プラットフォーム「Leminoプレミアム」で配信される。

スポーツ報知

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