東京V 6試合ぶり白星 新井がJ1初ゴール、城福監督は「ドリブルとシュートと運動量はJ1で通用する」
2025年4月25日(金)22時55分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第12節第1日 東京V 1−0 C大阪(2025年4月25日 味の素ススタジアム)
東京Vが新加入のMF新井悠太(22)のJ1初ゴールで6試合ぶりの勝利を挙げた。前半33分に右サイドからFW福田湧矢(26)の縦パスからウイングバックの翁長聖(30)がクロスをあげ、逆サイドで新井がワンバウンドしたボールをゴール右に決めた。
新井は「J1で点が取れたし、勝利に導けてうれしい。当たって枠に行けば、ゴールとの距離も近く、GKも反応できないと思った。GKの近くに行ったので瞬間はわからなかった」。
東洋大3年生の一昨年から強化指定選手として東京Vの試合に出場、ゴールも決めたが、J1に上がった昨年は出場機会がなくなり、悔しい思いをしていた。
守備と強度を身につけ、元々FWだがウイングバックとして活路を見いだし、スタメンも手に入れた。
城福浩監督(64)も「ウイングバックでレギュラーとして出るには守備。裏を取られそうになりながら粘り強くカバーし、1対1も粘り強くやったし、前のプレッシャーと最終ラインに戻るところも学んでいる。それをやれるからピッチに立ち続けている。彼のドリブルとシュートと運動量はJ1で通用すると思っている。今の守備を続けること、カットインからのクロス、縦と中に入る選択肢の判断を磨いていけば伸びしろも多い」と高く評価した。