原さん見てますか!巨人・浅野翔吾が初球打ちで先制打 初勝利目指す戸郷へ2点プレゼント
2025年5月25日(日)14時57分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—ヤクルト(2025年5月25日 東京D)
巨人の浅野翔吾外野手(20)が25日のヤクルト戦(東京D)で「8番・左翼」に入り、5試合連続今季12度目のスタメン出場。7度目の登板で今季初勝利を目指す戸郷翔征投手(25)に勇気を与える先制の2点適時打を放った。
戸郷が2回まで無失点で立ち上がり、0—0のまま迎えた2回だった。
1死からヘルナンデスの四球出塁と泉口の左翼線二塁打で二、三塁となった場面で浅野が第1打席へ。巨人戦初登板となった相手先発右腕・アビラが投じた初球、内角ツーシームをすかさず叩いた。
すると、打球は中前へ。三走・ヘルナンデスに続いて二走・泉口も一気にホームインを果たして巨人が2点を先取した。さらに増田陸にも適時打が出て巨人は戸郷に一挙3点をプレゼントした。
浅野は「8番・左翼」で先発出場した23日のカード初戦では甲斐とヘルナンデスの連続適時打で2点先取し、なおも1死満塁という4回の追加点チャンスで2球連続ファウルのあとの3球目を見逃し三振。9番に入っていた先発右腕・赤星が2死満塁から中前に2点適時打を放ち、チームは一挙4点を先取した。
この試合を中継した日本テレビで今季初解説を務めたのが巨人前監督の原辰徳氏(66)。浅野にとっては2022年ドラフトで1位指名してくれ、高卒新人だった翌23年に1軍デビューさせてくれた恩師だ。
浅野が打席に入る際には「なんかこう…わくわく感というものは持たせるバッターですね、えぇ。順調に伸びていってほしいなという選手ですね」と期待感を口にしていた原氏だが、浅野が3球三振に倒れると無言。赤星が投手らしからぬ快打を見せると、ここですかさず「翔吾見たか!というところでしょう。ちょっと…ね。翔吾は情けない!見逃し三振でしたからね」と愛弟子に苦言を呈していた。
原氏の愛ある苦言を受け、前日24日の第2戦では2安打を放っていた浅野。この日は第1打席で2点適時打を放ち、好スタートを切った。
▼浅野 打ったのはシュートです。チャンスだったので最低限の仕事はしようと打席に入りました。先制できて良かったです。
▼増田陸 打ったのはカーブです。(浅野)翔吾に続けて良かったです。次も戸郷を援護できるように頑張ります。