巨人・戸郷翔征“7度目の正直”で待望初勝利!「最低限の仕事はできたかな」6回108球2失点
2025年5月25日(日)17時9分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人5—2ヤクルト(2025年5月25日 東京D)
巨人の戸郷翔征投手(25)が25日のヤクルト戦(東京D)で今季7度目の先発登板。今季初の中4日登板で6回7安打2失点(自責1)と粘投し、昨年9月19日のDeNA戦(東京D)以来248日ぶりとなる待望の今季初勝利をマークした。
初回、いきなり1番・岩田に安打され、犠打などで2死三塁のピンチを迎えたが、4番・オスナを得意のフォークボールで空振り三振。2回は1四球を与えるも得点は許さず、2回無失点で立ち上がった。
すると、味方打線が2回に浅野の2点適時打と増田陸の適時打で一挙3点を先取。今季初勝利へ向けて強力な援護をもらった。
直後の3回、戸郷は2死走者なしから3連打され、味方の失策も絡んで2失点(自責1)。あっという間に1点差に迫られた。それでもその裏、戸郷に初勝利をと燃える味方打線は敵失にも乗じて2点を挙げ、戸郷の2失点を帳消しにした。
4回、5回、6回といずれも1安打されながら無失点に抑えた戸郷。6回を投げ切ると、中4日で球数が108球と今季最多になったこともあってこの回限りで降板となった。
ベンチに戻った戸郷のもとに阿部慎之助監督(46)が歩み寄り、エースとグータッチをかわしてねぎらう場面もあった。
戸郷の投球内容は6回で打者26人に対して今季最多の108球を投げ、7安打2失点(自責1)。4三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は149キロだった。
戸郷降板後の7回は2番手左腕・中川が3人でピシャリ。8回は3番手右腕・大勢が2死から連打とストレートの四球で満塁とピンチを迎えるも、代打・内山の打球を中堅・浅野がスライディングしながら好捕。9回は新守護神マルティネスが抑えて戸郷に大切な白星を届けた。
▼戸郷 2点は取られましたが、何とか最低限仕事はできたかなと思います。反省するところはしっかり反省して、まだまだ長いシーズン戦っていきたいです。