G大阪MF倉田秋が誹謗中傷被害…川崎戦の先立圭吾主審にも攻撃的コメントが
2025年5月27日(火)6時41分 FOOTBALL TRIBE

5月25日に開催された明治安田J1リーグ第18節の川崎フロンターレ対ガンバ大阪では、MFフアン・アラーノ(G大阪)と日本代表DF高井幸大(川崎)の接触シーンにおけるノーファウル判定への異論が相次ぎ、やDOGSO(決定的な得点機会の阻止)の可能性を巡り、議論が白熱。その一方で、一部SNSユーザーによるMF倉田秋(G大阪)や先立圭吾主審らを標的とした誹謗中傷投稿が物議を醸している。
Xでは、G大阪サポーターを名乗るユーザーによるインスタグラムの投稿画像が拡散。試合結果を知らせるG大阪公式アカウントの画像をアップした上で、「審判はJリーグのヤツら総じて〇やから特に言わんけど」と、一部の判定で話題になった先立主審らを攻撃。その上で、後半途中出場の倉田についてこう綴っている。
「ごめんけどまじで倉田〇よ。最後の倉田のプレーで全てを察した。こいつ入って勝てへんやん。こいつなんで干せへんの?枚数?そんなんしらんわ勝敗に関わってるのに使う意味がわからない。徳真じゃなくてお前が〇!」(〇の部分は一部省略)
このSNS投稿を受けて、ネット上ではG大阪サポーター等から当該ユーザーへの批判が殺到。功労者である倉田を後押しするメッセージも相次いでいるほか、当該ユーザーの人物特定や処分、クラブからの刑事告訴を求める声が上がっている。
倉田は2-1とG大阪リードで迎えた78分に、イスラエル代表MFネタ・ラヴィにかわって途中出場。本職ではないボランチでプレーしていたが、チームは79分に同点ゴールを奪われ、勝ち点1という結果に終わった。
倉田がボランチで起用される背景として、同ポジションの選手層が薄いことが挙げられる。イスラエル代表MFネタ・ラヴィ、MF鈴木徳真、MF美藤倫の3選手にくわえて、攻撃的なポジションを本職とするMF満田誠や倉田が起用されるケースが多い。夏の補強期間を前に、編成面の問題を指摘する声も上がっているが、理由に関わらず誹謗中傷投稿に多くのファン・サポーターが反発するのは当然だ。