「仲が良いか、悪いかでもうやらない」阿部巨人で球界OBから入閣が期待される「異端児OBの名前」

2023年10月14日(土)11時16分 ココカラネクスト

阿部新監督を支えるコーチ陣に注目が高まる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人・阿部慎之助新監督が始動した。10月14日からジャイアンツ球場で秋季練習がスタート。また2年連続Bクラスと低迷、阿部新監督を支えるコーチ陣の布陣についても注目が高まっている。これまでに今季投打のチーフコーチを務めた阿波野秀幸氏、大久保博元氏、元木大介氏など5人のコーチがすでに退任。V奪回を目指す巨人のコーチ陣には球界内からも様々な考察の声が上がっている。

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 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は13日に更新した自身のYouTubeチャンネルであくまで私見としながら、2024シーズンの巨人スタッフについて予想した。

 「あらたな意味で巨人をつくるという、すごく新鮮だよね」としながら、同氏がヘッドコーチ候補にあげたのは今季までDeNAの二軍監督を務めた仁志敏久氏。巨人の現役時代は名セカンドとシュアな打撃で知られた。2010年に現役引退後は筑波大学大学院でコーチングを学び、侍ジャパンU−12の監督、第4回WBCでは内野守備走塁コーチを務めるなど、指導者としての経験も豊富。才能を伸ばすための「伝え方」「接し方」にたけているとされ、若い選手の育成が急務とされるチームにおいては、まさに最適な指導者ともいえそうだ。

 高木氏は仁志氏に関してDeNA二軍監督時代に評価が高かったとした上で、今季突然退任したことで、「巨人に戻るんじゃないか」と予想したという。

 仁志氏のキャリアを振り返り、「あの体で頑張った人というのは、それなりの野球脳を持っていて、コーチ、(二軍)監督の経験もある。そういう意味では(阿部新監督の)よき話し相手になるんじゃないかなと思うんだよね」と話した。

 さらにコーチの選定に関しては「(監督と)仲が良いか、悪いかでもうやらない」と仲間内で固めることなく、「巨人を強くするために意見を述べられる人間」が必要という見解も示した。動画内では巨人一筋ではなくDeNA、米独立リーグなど様々なキャリアを積んだ仁志氏に関して、「異端児」と表現する場面もあった。

 すでに二軍監督経験もあることで、決定権が監督にあることも理解している。「監督を立てながらヘッドコーチとして手腕をふるっていくのではないかなという期待がある」とチーム再建のために力を尽くしてくれるはずとした。

 またほかの布陣では外野守備コーチとして、かつて育成から新人王に輝いた松本哲也氏、ブルペンを預かるコーチとしてかつてヘッドコーチも務めた村田真一氏などの名前を挙げる場面もあった。

 果たして新生コーチ陣の顔ぶれはどのようになっていくのか。V奪回に臨む若き新監督も応援したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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