巨人とソフトバンクの1対2トレードはどちらが”得”をしたのか 早々に動いた両軍のチーム事情を考える

2023年11月7日(火)18時0分 ココカラネクスト

打力に定評のあるウォーカーはDHとして力を発揮しそうだ(C)Getty Images

 巨人のアダム・ウォーカー外野手とソフトバンクの高橋礼、泉圭輔投手の1対2のトレードが成立した。高橋は今シーズン5試合の登板に留まり防御率10.80と低迷したが、二軍では防御率1.24と無双。2019年に新人王を獲得した実績、さらには球界では希少なアンダースローという魅力的な投手である。

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 泉も今シーズンは3試合に投げて防御率16.88と期待通りの結果を残せなかったが、2020年から3年間30試合に登板しており、中継ぎとしての実績は十分。リリーフ陣に課題を残す巨人としては、中継ぎ経験豊富な2人の加入は願ってもないことだろう。

 ウォーカーは2022年に23本塁打、OPS.821をマーク。今シーズンは長野久義の復帰やブリンソンの加入によって出番は激減。57試合のみの出場だったが、打率.263と決してパフォーマンスが下がったわけではない。まだまだ主軸として戦える。

 ウォーカーも実績がある選手とはいえ、高橋と泉の2人とのトレードとなると、ソフトバンクが多少”損”をしている印象もある。それでも、ソフトバンクとしては魅力的な2人の中継ぎ投手を放出してでも、ウォーカーを獲得したい得ない事情がある。

 ソフトバンクは、ガルビス、アストゥディーヨ、デスパイネ、ホーキンスの外国人野手全員と契約を結ばなかった。外国人野手計4人の今シーズンの打撃成績は、128打数14安打の打率.109、1本塁打、5打点と散々な内容。

 メジャー通算109本塁打をマークした来日2年目のガルビスも結果を残せず、2022年オフに退団してシーズン途中に慌てて補強したデスパイネも振るわなかった。計算できる外国人野手がほしいだけではなく、リチャードや野村勇といった右の大砲候補が頭角を現さなかったことも影響している。

 近藤健介や柳田悠岐中村晃といった左打者が充実している一方、右の強打者はいない。ソフトバンクとしては最重要補強ポイントであり、ウォーカー獲得のために前のめりになる理由もうなづける。2022年は巨人でプレーして2023年にロッテに移籍してホームラン王を獲得したポランコのような活躍を、ウォーカーがしてくれるのか見物だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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