侍ジャパンが”無傷の4連勝”でアジア連覇!高木豊氏は「心を鬼にした」井端監督の采配を絶賛「よく決断したと思う」

2023年11月20日(月)16時30分 ココカラネクスト

高木豊氏

 11月19日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の決勝戦が行われ、日本は韓国を4−3で下し、サヨナラ勝ち。井端弘和監督率いる「侍ジャパン」が2大会連続の優勝を成し遂げた。

 3回に2点の先制を許した日本は、5回に二死走者なしの場面で4番・牧秀悟(DeNA)のソロ本塁打が飛び出し反撃を開始。6回の一死3塁のチャンスを展開すると、佐藤輝明(阪神)が犠飛を放ち、同点に追いついた。

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 試合は同点のまま、無死一、二塁から始まるタイブレーク制の延長戦に突入。5番手の吉村貢司郎(ヤクルト)が3番のユン・ドンヒに中前適時打を浴び、1点を奪われたが、後続の打者を抑えてなんとか最少失点で凌いだ。

 その裏、代打の古賀悠斗(西武)の犠打、4番・牧が申告敬遠で1死満塁のチャンスを迎えると、5番・坂倉将吾(広島)が犠牲フライを放って同点に追いつき、二死満塁で門脇誠(巨人)が左前へ適時打を放ち、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。若き侍たちが無傷の4連勝でアジアの頂点に立った。

 球界OBは連覇を果たした今大会の侍ジャパンをどう見たのか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、決勝戦を振り返った。

 高木氏はサヨナラ勝ちを決めた延長10回の攻撃に注目。井端監督は1点ビハインドの場面で先頭・森下翔太(阪神)に代えて、代打の古賀を送った。重圧のかかる場面で古賀は初球で犠打を決め、日本のサヨナラ勝ちを引き寄せた。高木氏は「ああいう場面はものすごいプレッシャーがかかる。初球でしっかり決めてくれて、攻撃の流れができた。地味だけど、あそこで決められなかったら日本は負けていたと思う」と語り、貴重な犠打を決めた古賀を称賛した。

 また、同氏は代打を起用した井端監督についても言及。「井端監督はよく決断した。心を鬼にしてここで(古賀を)出したというのは、井端監督の『絶対負けない野球をやる』という、しぶとさだなと感じた」「情に流されなかったと思うし、本当によくやったと思うよ。勝つことの大切さを選手たちに示したんじゃないかな」と、最終回で見せた采配を絶賛した。

 井端ジャパンの初陣となった今大会だが、高木氏は「今大会の収穫は二遊間だね。小園、門脇のコンビネーションが非常に良い。あと、この2人の特徴は打てるところ」と、侍ジャパンの二遊間を担った小園海斗(広島)と門脇誠の攻守での活躍を称えた。

 若き侍ジャパンが全勝で大会連覇を成し遂げ、井端弘和監督が6回宙を舞った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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