6球団の“大争奪戦” オリックス・山崎福也がFA市場で人気な理由とは? 高木豊氏が見解「修羅場で投げ切れている」

2023年11月25日(土)5時40分 ココカラネクスト

高木豊氏

 オリックスから国内FA権を行使した山崎福也投手をめぐって大争奪戦が起こっている。左腕はオリックスとの残留交渉を含めて、ヤクルト、DeNA、巨人、ソフトバンク、日本ハムの計6球団と交渉中だ。

 今季は自身初の2桁勝利となる11勝を挙げ、オリックスの3連覇に大きく貢献した山崎だが、今オフFA市場で“一番人気”となっている理由を球界OBが解説した。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、山崎について言及した。

【動画】同じCランク評価の山崎福也と石田健大「なぜ山崎福也の方が高く評価されるのか」高木の意見を語ります

 高木氏は左腕をめぐって大争奪戦が起こっていることについて「(オリックスが)3年連続優勝する中でローテーションの一角をずっと守ってきて、今年は10勝も挙げたから、評価は上がるよね」と、今季は自身初の2桁勝利を挙げ、3連覇に大きく貢献した点を理由に挙げて説明。また、左腕の特徴については「長いイニングはそんなに投げられないかもしれないけど、緩急が自在。バッティングもいいし、人気にはなるだろうな」と語り、セ・リーグ球団から人気な理由を解説した。

 一方で山崎同様、今オフFA宣言したCランク左腕にDeNAの石田健大がいる。通算成績だけで見ると、山崎が39勝45敗、石田が37勝43敗でほぼ互角と言ってよい数字だが、FA市場で評価が分かれている理由は一体なぜなのか。

 高木氏は「石田はDeNAのエース格になっていたことはある。ただ、やっぱり2桁勝っていないことが懸念材料だし、今年は大きく負け越した。そういうところで少し評価を落としている」「FAで獲る側にとって優勝を経験しているかは大事にする。(山崎は)修羅場で投げ切れている」と、評価が分かれている要因を分析した。11勝を挙げた山崎に対して、今季の石田は23試合に登板して4勝9敗、防御率3.97の成績だった。

 山崎の動向次第では、石田の獲得に乗り出す球団も現れるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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