「お茶セット、身支度セットなどまとめて使う場所へ」「処分を迷うモノは《迷い箱》に」体がラクになる!シニアのための片づけ術《リビング・寝室編》
2025年5月19日(月)12時28分 婦人公論.jp
(写真:stock.adobe.com)
家事がはかどらない、すぐに散らかる、モノがなくなる……。悩みの原因は、住まいが今の暮らし方に合っていないからかもしれません。シニア世代ならではの整頓のコツを伝授します(構成:山田真理 イラスト:ナカミサコ)
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体がラクになる!場所・モノ別の片づけ術《台所編》はこちら
体がラクになる!場所・モノ別の片づけ術
台所と、リビングや寝室など1日のうちで過ごす時間が長い場所を例に、片づけ方法を紹介していきます。左の図を参考にして収納する位置を決め、自分に合う環境に整えていきましょう
<体の負担を減らす収納法>
モノの出し入れがしやすいのは、目線から腰骨の間の高さです。あまり使わない「重いモノ」は下、「軽いモノ」は上に収納することで体への負担が減らせます。
【リビング/寝室】
長い時間を過ごす場所は、雑多なモノが集まりがち。「あまり使わないモノ」「捨てられないモノ」は箱に入れて、中身を書いたラベルを貼り、ほかの場所へ移しましょう
《よく使うモノ》
<よく使うモノ>
カップ+ポット+茶葉をカゴに入れた「お茶セット」をキッチンカウンターに置くなど、一緒に使うモノをセットにして、使う場所に配置すると、無駄な動きを減らせます。
化粧品+鏡+ブラシを箱に入れた「身支度セット」など、自分の暮らしに合わせたセットを作り、使う場所に配置していきましょう。
《紙モノ》
<紙モノ>
郵便物や地域の情報チラシ、新聞など、すぐに処分できない紙モノは、「とりあえず箱」を作って入れておく。
配置場所を決めたら、箱の中身は定期的に見直して溜め込まない習慣を作ります。
《衣類》
<衣類>
服、下着、靴下、ハンカチなど、身に着ける頻度の高いモノ、フォ紙モノーマルウェアなど、あまり着ないが必要なモノを選び出して、クローゼットや箪笥の「よく使う」位置に収納します。これらは重ねず、立てて収納を。
それ以外のモノは「あまり使わない」位置に収納しておき、一定期間身に着けることがなかったら処分します。
《使わないけれど捨てられないモノ》
<使わないけれど捨てられないモノ>
頻繁に使うモノ以外のすべてを処分するのは難しいもの。使わないけれど捨てられないモノは「思い出箱」、処分するか迷うモノは「迷い箱」に入れて、押入れや納戸などに保管しておきます。
ただし、どちらも2箱までなど数を決めることが大切です。半年〜1年など点検日を設け、捨てられるモノは処分を。
1日2〜3時間と決め、少しずつ片づけていきましょう
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