【巨人】V奪回の鍵を握る「5番打者問題」 新助っ人覚醒のためにひそかに注目される「陰のキーマン」とは

2025年1月29日(水)12時44分 ココカラネクスト

ウィーラーコーチは現役時代、勝負強い打撃でチームに貢献した(C)産経新聞社

 2月1日からいよいよキャンプイン。各球団、開幕を目指して、チーム内調整を進めていくことになる。
 
 また昨年のリーグ覇者、日本一奪回を目指す巨人は今オフ、大型補強を果たした。ソフトバンクからFAで甲斐拓也を獲得、ほかにも守護神候補のライデル・マルティネス、日米通算200勝まであと3勝に迫る田中将大、5番候補のトレイ・キャベッジなど大型補強を成し遂げた。

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 中でも唯一の新外国人野手となるトレイ・キャベッジには注目が集まりそうだ。エンゼルス時代には大谷翔平の同僚として活躍、23年シーズンは3Aでトリプルスリーも達成と足も使える、左の強打者として期待を高める。

 昨季のチームは「守りの野球」を掲げ、投手力アップには大きく貢献したが、本来の持ち味である強力打線においては、主砲、岡本和真以外に10本塁打以上をマークしたのはベテランの丸佳浩のみと貧打に苦しんだ。特に岡本の後を打つ5番打者固定は目指す日本一奪回に向け大事なピースとなる。新助っ人のキャベッジの成否が鍵を握りそうだ。

 その意味でキーマンとして浮上するのは、巡回打撃コーチを務めるゼラス・ウィーラー氏の存在にもある。

 同氏といえば、楽天、巨人で活躍。現役時代からハッスルプレー、また明るい性格で常にチームを盛り立てたことも知られている。

 巨人の助っ人相談役としても現役時代から力を発揮。22年に独立リーグから入団、23本塁打をマークした当時の助っ人、アダム・ウォーカーの覚醒に一役買ったことも知られている。

 セ・パ2球団で8年間プレーした同氏の経験は日本球界で活躍するためのポイントを熟知しているともいわれている。

 球団にとっては、昨年の苦い反省を生かす必要もある。2024シーズン、メジャーで通算178本塁打をマーク、活躍が期待されたルーグネッド・オドーアは開幕2軍調整を拒否。開幕直前に異例の退団となった。

 背景にはオープン戦で打率・176と低迷。日本球界へアジャストできないことに悩みを見せていたことも伝えられた。

 新外国人選手が日本球界で活躍を果たすためにはいかにチームになじめるか、また配球などの点でも違いを見せることで周囲の細かいケアも必須とされる。その点でウィーラーコーチの存在感はこれまで以上に大きなものとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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