駒大の大八木弘明総監督「経験を子供たちに伝えて欲しい」「Ggoat Running Team」設立
2025年4月23日(水)18時39分 スポーツ報知
駒大の大八木弘明総監督が率いる「Ggoat」のメンバー。左から田沢廉、佐藤圭太、鈴木芽吹、篠原倖太朗、落合晃(大八木総監督提供)
駒大の大八木弘明総監督が率いる世界を目指すアスリートプロジェクト「Ggoat」が、新チームとして「Ggoat Running Team」を設立したことを23日までに、発表した。同プロジェクトのトップチームには田沢廉、鈴木芽吹(ともにトヨタ自動車)、篠原倖太朗(富士通)、駒大の佐藤圭汰(4年)、落合晃(1年)と日本中長距離界を牽引する選手たちが在籍しており、同チームとは別の位置づけという。
大八木総監督に「恩返しがしたい」、「自分の経験を広く伝えたい」という思いから、世代を超えてメンバーが集まった。現在は駒大OBが中心の15人が名を連ねており、箱根駅伝では14年、15年大会で区間賞の中谷圭佑や16、17年大会でエース区間2区の工藤有生、23年大会で1区を担い駒大史上初の学生3大駅伝“3冠”に貢献した円健介ら経験豊富なメンバーがそろっている。
将来的にはチームとして駅伝参加なども視野に入れているという、選手のセカンドキャリアにも目を向けた新チーム。陸上競技の楽しさや魅力を伝えていくことも大きな方針の一つで、2月の設立から既にメンバーが中心となって中高生への指導なども行っている。大八木総監督は「みんなが集まってくれて本当にうれしいです。箱根で区間賞をとったり、優勝経験があったり。自分たちの経験を中高生の子供たちに伝えて欲しい。教えながら、自分たちの刺激にもなればという思いもあります」と期待を込めた。
メンバーは今後、駒大OB以外からも随時募集していくという。