【巨人】77年ぶりの屈辱 阪神に開幕から5戦5敗 同点の8回に4番手・田中瑛斗がまさかの4失点
2025年4月26日(土)17時15分 スポーツ報知
阪神に敗れて、肩を落とす巨人ナイン(カメラ・義村 治子)
◆JERA セ・リーグ 阪神6—2巨人(26日・甲子園)
巨人が阪神に敗れ、開幕から阪神戦で5戦5敗となった。2勝目を目指して先発した石川達也投手は4回の打席で代打を送られ、4回3安打1失点で降板。同点で迎えた8回に一気に4点勝ち越され、試合を決められた。開幕からの阪神戦5戦5敗は1948年以来77年ぶりの屈辱。
打線は初回、先頭の泉口友汰内野手が中前打で出塁すると、若林楽人外野手の2球目にヒットエンドランが決まり右前打で無死一、三塁のチャンス。吉川尚輝内野手は見逃し三振に倒れたが、4番・岡本和真内野手は中犠飛を放ち、1点を先取した。
1点の援護をもらった石川だったが直後に同点に追いつかれた。1回、先頭の近本光司外野手に左前打、送りバントで1死二塁とされ、森下翔太外野手は三直に打ち取ったが、佐藤輝明内野手に右中間に適時二塁打を許し、あっという間に同点とされた。
巨人が1−1の同点出迎えた4回、勝ち越しに成功した。先頭の吉川が左中間を破る当たりで三塁を陥れ無死三塁のチャンス。岡本の中堅へ抜けるかという当たりは二塁・中野に好捕されたが、二ゴロの間に吉川が生還し、1点を勝ち越した。岡本は1回に続いて打点を挙げた。
追加点がほしい巨人は5回1死から門脇誠内野手が一ゴロ失策で出塁し、石川の代打・中山礼都内野手の空振り三振の際に二塁盗塁を決め2死二塁。泉口が左前打でつなぎ、若林の死球で2死満塁とチャンスを広げたが、吉川は右飛に打ち取られ、得点できなかった。
巨人は5回から、この日1軍登録されたグリフィン投手が、初めてのリリーフ登板で今季初めてのマウンドにあがった。1死から坂本誠志郎捕手を四球で歩かせ、送りバントで2死二塁とされると、代打・渡辺諒内野手に中前タイムリーを打たれ、同点に追いつかれた。
グリフィンは6回は3者凡退に抑え、7回からは3番手で中川皓太投手が登板。1死から坂本誠志郎捕手に右前打、小幡竜平内野手に遊撃内野安打され一、二塁と得点圏に走者を進められたが、代打・楠本泰史外野手、近本を連続で空振り三振に仕留め、踏ん張った。
巨人は8回、阪神の4番手・及川雅貴投手に1死から吉川が三塁内野安打、岡本は左翼線二塁打で続き1死二、三塁、甲斐拓也捕手は申告敬遠で満塁となったが、キャベッジ外野手の当たりは遊撃・小幡にジャンピングキャッチされる遊直、代打・大城卓三捕手は遊ゴロに倒れ、勝ち越せなかった。
8回のマウンドには4番手で田中瑛斗投手があがり、1死から森下翔太外野手の内野安打と遊撃の悪送球で1死二塁。佐藤輝明内野手の申告敬遠での一、二塁から大山悠輔内野手に左翼線二塁打を打たれ阪神に勝ち越された。さらに前川右京外野手を申告敬遠しての1死満塁で、坂本誠志郎捕手に左越えの2点二塁打を浴び、5点目。さらに、代わった5番手の高梨雄平投手は小幡に中犠飛を許し、6点目を奪われた。