【巨人】先発・井上温大、3回8安打6失点で無念の降板 初回に岡本和真が負傷退場のアクシデント
2025年5月6日(火)19時21分 スポーツ報知
2回2死一塁、森下翔太に2ラン本塁打を打たれた井上温大(カメラ・清水 武)
◆JERA セ・リーグ 巨人ー阪神(6日・東京ドーム)
今季3勝目を目指し、阪神戦に今季初先発した巨人・井上温大投手が3回8安打6失点(自責2)で降板した。
井上は1回、先頭の近本光司外野手に左前打、中野拓夢内野手の送りバントを処理した三塁・浦田俊輔内野手の一塁への送球がファウルソーン側にそれ、それを捕球しにいった一塁・岡本和真内野手と中野が接触。アウトになったが、走り込んだ中野の体が腕にぶつかった岡本は、左腕を抱えて倒れ込み痛みに顔をゆがめた。
岡本はトレーナーに付き添われてベンチに下がり、代わって秋広優人内野手が一塁の守備についた。まさかの主砲の退場に、東京ドームは静まりかえった。
岡本の負傷のショックで場内がざわめく中、5日に4安打と当たっている森下翔太外野手が2死三塁(三進は岡本の失策)から左前タイムリーを放ち1点目。佐藤輝明内野手は左飛に打ち取ったが、大山悠輔内野手の左飛を左翼・長野久義外野手がグラブに一度は入れながら落球(失策)し2死一、二塁。ここで、小幡竜平内野手に右越え二塁打を打たれ、2点目を奪われた。
井上は2回にも失点。1死から近本に中前打、2死となってから森下に左翼スタンドに5号2ラン本塁打を浴び、4点目を失った。
3回には、小幡竜平内野手の投ゴロを一塁へ悪送球し無死一塁。1死から梅野隆太郎捕手に左前打され一、二塁。才木浩人投手の送りバントは三塁封殺したが、2死一、二塁からこの試合2打席連続ヒットされている近本に今度は右翼線三塁打を打たれ、2点を追加され6点目を奪われた。井上は3回の打席で代打を送られ、降板となった。
降板した井上は「早いイニングでマウンドを降りてしまい申し訳ないです」とコメントした。