巨人が連夜の惨敗で首位陥落 “岡本ショック”から4失策 球団初の東京ドームで虎に開幕5戦5敗
2025年5月6日(火)21時21分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人1—7阪神(2025年5月6日 東京D)
巨人は同率首位だった阪神に連夜の惨敗を喫して2連敗。貯金が3に減り、4月29日以来1週間ぶりの2位に転落した。
今季の阪神戦はこれで1勝7敗と大きく負け越し。本拠・東京ドームでの阪神戦は球団初の開幕5戦5敗で、阪神戦に開幕から3カード連続で負け越すのは2008年以来17年ぶりの屈辱となった。
前日5日のカード初戦は5回まで1—1の接戦ながら終盤に横川、堀田のリリーフ陣が大量失点して1—10の惨敗。阿部監督は試合後の取材には応じず、横川は2軍降格となった。
何としても勝ちたいこの日の一戦だったが、初回の一塁守備で打者走者の中野と交錯した主砲・岡本が左肘を負傷して交代する衝撃的なアクシデント。
先発左腕・井上を筆頭にナインは動揺を隠せず、井上は再開直後に森下の適時打で先制点を奪われると、40歳の左翼・長野の落球もあってこの回2点を失った。
井上は2回、森下に2ランを被弾。3回には先頭・小幡のなんでもない投ゴロを一塁へ高投する失策を自ら犯し、ここからこの回も2失点。3回8安打6失点(自責2)で降板となった。
打線は0—6で迎えた3回に2死満塁としたが、3試合ぶりスタメン復帰の甲斐が3球三振。なおも6点を追う5回には2死一、三塁で代打・大城卓が三振に倒れ、この場面も得点を奪うことはできなかった。
7回には甲斐の3号ソロで1点返したが、8回には今季初登板の5番手右腕・馬場が古巣相手に1点追加された。二塁からバックホームした名手・吉川が悪送球。巨人は1試合4失策と“岡本ショック”を払拭できないまま厳しい敗戦となった。
▼岡本 (左肘の筋損傷の診断を受け)一日でも早く戻れるように頑張ります。