阪神・中野「よけたんですけど...」と表情曇らせる 交錯して負傷交代した巨人・岡本とは大の仲良し

2025年5月6日(火)22時53分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神7—1巨人(2025年5月6日 東京D)

 阪神の中野拓夢内野手(28)は自身と交錯して初回に負傷退場となった巨人・岡本和真内野手(28)を心配して、快勝のあとも表情は曇りがちだった。

 「自分はよけたんですけど…」と話し、「自分は大丈夫です」と口にした。

 「2番・二塁」で先発出場した中野は初回、無死一塁の場面で三塁前へセーフティー気味にバント。「8番・三塁」に入ってこの日がプロ初スタメンだった巨人新人・浦田がこれを処理して一塁へ送球した。

 捕球しにいった一塁手の岡本と打者走者の中野が交錯。中野は交錯する寸前、なんとか岡本にぶつからないよう必死によけようとするしぐさも見せていたが、よけきれず。岡本の左肘は反対方向に思い切りもっていかれる格好となった。

 岡本は苦悶(もん)の表情を浮かべながら右手で左肘を押さえつつベンチへ。プレー続行は不可能で途中交代となり、試合中に都内の病院で検査を受けた結果、「左肘の筋損傷」と診断された。

 巨人の阿部慎之助監督(46)は「ちょっと長期離脱になりかねないという感じかな。時間かかるだろうという診断だったみたいなんで。多分ダメだね」と主砲の長期離脱を示唆。

 岡本は「一日でも早く戻れるように頑張ります」と気丈にコメントしたが、7日から故障班に入って治療とリハビリに専念することになった。

 岡本と中野はともに1996年生まれの同学年。オールスターの本塁打競争では岡本が中野に打撃投手役を依頼するなど、普段から特に仲がいいことで知られる。

 その中野は8回の守備からベンチに下がって途中交代。藤川球児監督(44)も「交錯プレーは中野もそうだし、巨人の岡本選手にしても、あんなプレーは起こってほしくないと思いながら」と中野の精神的ショックも考慮したようで「初回から気が重くなったプレーですね」と沈痛な面持ちだった。

スポーツニッポン

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