巨人・井上温大 7回2失点、今季最多111球熱投も援護なし 今季4勝目を逃す

2025年5月27日(火)20時35分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人—広島(2025年5月27日 富山)

 巨人の6年目左腕・井上温大投手(24)が27日の広島戦(富山)で今季9度目の先発登板。7回7安打2失点と粘投したが、打線の援護に恵まれず、今季4勝目を手にすることはできなかった。

 2019年ドラフト4位で巨人入りした井上、同年ドラフト6位で広島入りした玉村と2001年生まれの同学年&同期左腕による投げ合い。

 初めて投げる球場ということもあってか、井上は序盤から全体的にボールが高く、杉内投手チーフコーチも「地方球場ということもあってか、ストライクとボールがはっきりしているね。全体的に球が高い。ゲームのなかでしっかり修正して、週の頭、長いイニングを投げてほしい」と話していたが、先に失点したのは井上だった。

 0—0で迎えた4回、井上はファビアンと末包の安打とモンテロへの四球などで2死満塁のピンチを招き、小園に投げた初球スライダーを右前適時打されて2失点。先制を許した。

 その裏、味方打線は4番・キャベッジの中前適時打で1点返したが、キャベッジは一塁ベース到達直後に自ら交代を申し出てベンチに下がるアクシデント。

 井上は5回までに91球を投げ、1—2で迎えたその裏の攻撃では2死三塁の同点機で打席が回った。だが、阿部監督は代打として準備していたリチャードではなく井上をそのまま打席へ送った。

 そして、6回終了時点で102球を投じるも7回も続投し、今季最多の111球。その裏、2死二塁で打席が回ると、代打・リチャードを出されて降板となった。だが、リチャードは見逃し三振に倒れて無得点。井上が勝利投手になる可能性は消滅した。

 投球内容は7回で打者27人に対して今季最多の111球を投げ、7安打2失点。7三振を奪い、与えた四球は2つ、直球の最速は149キロだった。

 なお、井上の地方球場での登板は地元・前橋で8回5安打無失点の快投を見せて勝利投手となった昨年7月3日の中日戦以来2度目だった。

 ▼井上 4回に踏ん張りきれず先制点を与えてしまったところと、3者凡退が少なく攻撃のリズムをつくることができなかったのが反省点です。次回は今日の反省を生かした投球をします。チームの逆転を信じてベンチで応援します。

スポーツニッポン

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