青木さやか「ドラマ『オクラ』に出て、再び体を鍛えようと一念発起。昔出来たことができない!〈裏側の筋肉〉がとても大切らしい…」
2025年3月27日(木)10時0分 婦人公論.jp
写真提供:青木さん 以下すべて
お笑いの仕事だけでなく、女優・エッセイストとしても忙しい毎日を送る青木さん。今回は「筋肉をつけたい人として」を綴ります。
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いざジムへ行ってみた
昨年末、フジテレビのドラマ『オクラ』に出演させていただいた。それはそれは楽しい時間だったのだが。 ドラマ本編以外の個人的な思いとして。 反町隆史さん杉野遥亮くんはじめ、体が引き締まってる方が多く、筋肉がいい感じでついているようで、住む世界が違うわこりゃとも思ったが、いや同じ世界にいますし筋肉つけたかったらやってみたらいいじゃないかと、自分に語りかけ、撮影も終盤、仲良くなった有澤樟太郎くんにジムや筋トレの話を教えてもらい、 いざジムへ行ってみた。
筋トレのジムには、30代前半何度も通った。テレビ朝日『ロンドンハーツ』の企画で、ダイエットに幾度か挑戦した。たしかに、あの頃のわたしは自分史上1番美しいカラダの曲線だった。あれから20年。改めて振り返ってみると速い。矢のように速い。苦楽あったが過ぎれば思い出。時には昔の話をしようよ(加藤登紀子さんの名曲) 。50代で果たしてどこまでいけるのか?とはいえ筋トレは慣れている、と思って行ったジム。
驚いたことに、以前できていたことが、できない。頑張ればできる、とか気持ちの問題ではなく、単純に無理。1回もできないものもある。特に下半身の裏側、腿とか、おしりの裏を使う動きが、ほぼできない。
本連載から生まれた青木さんの著書『母』
トレーナーさんいわく、裏側の筋肉はとても大切で、この筋肉がないと走行に支障をきたす、姿勢が悪くなる、柔軟性がなくなる、などで、怪我もしやすくなるのだそうで。確かに。何もないところで転びそうになることも増えた。転びそうになる時、前だったら踏ん張れたのに、それも難しくなっている。
やれば筋肉はつきます。コツコツといきましょう
「だけど青木さん、課題が分かったわけですから、ここを強化すれば、姿勢も良くなるし、足も動くようになると思います」
「車移動だから、頑張れば全く歩かずに毎日が過ぎていきますから。こんなにできないとは。というか、ここから機敏に動けたり、体力ついたり、かっこいいスタイルになれるんですかね」
「志穂美悦子さんみたいにですか?彼女はすごいですよ」
「いや、志穂美さんはハードル高すぎると思いますんで、もっと、こう、手が届きそうな」
「なれますよ。ジムにも色々な方が。60代で介護をされてほとんど歩かず姿勢の悪かった方が、この先の人生のことを考えて未来への投資だと体づくり始められて数年で。今ではお孫さんとディズニーランドで1日歩いたり。かなり変わられましたね」
「ふむふむ」
「いかに筋肉をつけるか、ということはこの先いくつになっても課題だと思います」
「はあ」
「急にはつきませんが、やれば筋肉はつきます。コツコツといきましょう」
翌日の筋肉痛はすごいものがあった。 階段を降りるにも足が震えて一苦労。 しかし、やる気も出た。やるぜ!(突然やり始めるのがわたしの特徴)
その翌日。朝は近所の人の散歩に便乗し1時間。駅まで歩き渋谷まで電車、そこから歩き渋谷パルコ、さらに歩き外苑前、およそ90分。夜の会食は三軒茶屋。帰りは気合いで歩き90分。1日で4時間歩いた!しかも腿裏、おしりを使いながら。
お花見をするのも足腰が大事…?
もう限界だと倒れ込み、テレビをつけるとキングカズこと三浦知良さんの特集が。58歳現役。VTRで腿裏を伸ばし鍛えている。やはりキングカズも腿裏を。 若い頃と変わらないスタイルと、先輩の現役スタイルに、倒れ込んでる場合じゃない!と尊敬の気持ちを込めてスクワットをしながら視聴。 やるぜ!
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