打線が迫力不足の巨人...期待のリチャード、2本塁打も打率は低迷 先発?代打?阿部慎之助監督の起用は
2025年5月23日(金)13時53分 J-CASTニュース
巨人は不動の4番・岡本和真が左肘の靭帯損傷で長期離脱したことにより、打線の迫力不足が否めない。起用法で気になるのが、ソフトバンクから電撃トレードで獲得した巨人・リチャードだ。
3年ぶりの本塁打で好スタートだったが
ソフトバンクでは1軍に定着できなかったが、ウエスタン・リーグで5年連続本塁打王を獲得。岡本が離脱した穴をカバーすするため、三塁を守れる長距離砲に白羽の矢を立てた。
秋広優人、大江竜聖を交換要員にトレードが成立したことが、2025年5月12日に発表されると大きな反響を呼んだ。
リチャードは自慢の長打力で早速アピールする。13日の広島戦(マツダ)に「7番・三塁」で起用されると、5回に左中間へ3年ぶりの本塁打を放ち、翌14日に5番へ昇格。
ところがその後の3試合で無安打に終わると、早くもスタメン落ち。代打起用された18日の中日戦(東京ドーム)でバックスクリーン右に2号3ランを放ち、20日の阪神戦(甲子園)で先発復帰したが、21の同戦は代打出場で空振り三振。現在、打率.150、2本塁打、4打点の成績となっている。
「パワーが魅力ですが、確実性が課題」
「パワーが魅力ですが、確実性が課題であることはソフトバンク時代から変わっていません。難しいのは起用法です。スタメンで出し続けないと対応力が磨かれないので、覚醒するまである程度の我慢が必要です。ところが、今の巨人に打率1割台の打者を先発で起用し続ける余裕はない。1発の魅力があるので代打で控えていることは相手バッテリーにとって脅威であることも事実です。阿部慎之助監督が、リチャードの能力をどう引き出すか注目されます」(スポーツ紙デスク)
リチャードは野球人生を変えられるか。チャンスを与えられるすべての試合、打席が重要な意味を持っている。(中町顕吾)