巨人・浅野翔吾 戸郷さんのために「気合入ってました」 先制V打&好守でも魅せた!

2025年5月25日(日)18時55分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人5—2ヤクルト(2025年5月25日 東京D)

 巨人の浅野翔吾外野手(20)が25日のヤクルト戦(東京D)で「8番・左翼」に入り、5試合連続今季12度目のスタメン出場。2回に先制&決勝の2点適時打を放つと、8回2死満塁のピンチでは左中間に飛んだ飛球をスライディングキャッチするなど攻守で活躍し、エースの戸郷翔征投手(25)に“7度目の正直”となる今季初勝利をプレゼントした。

 0—0のまま迎えた2回だった。1死からヘルナンデスの四球出塁と泉口の左翼線二塁打で二、三塁となった場面で第1打席へ。巨人戦初登板となった相手先発右腕・アビラが投じた初球、内角ツーシームをすかさず叩くと、打球は中前に抜けた。三走・ヘルナンデスに続いて二走・泉口も一気にホームイン。これが先制、そして決勝の2点適時打となった。

 「なんとか戸郷さんの勝ちに貢献できるように先制取りたいなって思ってたんで。なんとかして1点取りたいなと思ってました」

 2年連続で開幕投手を務めたエースの戸郷が開幕から6戦勝ちなしの0勝4敗。この日の試合前に行われた全体ミーティングでは阿部慎之助監督(46)から「戸郷が投げるから今日は頑張ろう」という話があったそうで「気合入ってました」と明かした。

 気合を前面に出しての殊勲打。だが、それだけでは終わらない。8回に大勢が2死から連打とストレートの四球で満塁のピンチを招いた場面。代打・内山の左中間へ飛んだ鋭い打球を前進してスライディングキャッチしたのが中堅を守っていた浅野だった。3点リードながら満塁のピンチ。抜けていれば同点、はたまた大逆転負けにつながってもおかしくない局面を好守でしのいだ。

 戸郷は浅野のプレーについて聞かれると「翔吾捕ってくれ!と思いながら見てましたし。スライディングしてキャッチした瞬間は、いやもう翔吾ありがとうと思って見てました」と笑みを浮かべ、隣の浅野にペコリ。エースである先輩に頭を下げられた浅野も恐縮しながらペコリで返す微笑ましい場面もあった。

 浅野は「できれば飛んで来てほしくないなと思いましたけど」と正直な胸中を明かしながらも「いつも、去年も戸郷さんに助けてもらってたんで。思い切って前にいきました」。浅野も今季は苦しいスタートで、一時は1軍経験のある支配下選手としては異例となる3軍でのプレーも経験した。

 東京ドームでのお立ち台は今季初。「いやもうメチャクチャうれしいです」とし、「本当に気を抜かずに一日一本打てるように必死にやっていきたいなと思います」と笑顔で宣言していた。

スポーツニッポン

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ