原巨人 オコエ加入で外野手問題がヒートアップ 追い込まれる「選手の名前」

2022年12月11日(日)11時54分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 現役ドラフトで巨人に楽天からオコエ瑠偉外野手(25)が加入することになり、様々な方面から声が上がっている。

 野球評論家の上原浩治氏は11日に放送された「サンデーモーニング」(TBS系列)内で現役ドラフトについて言及。

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 同制度は出場機会に恵まれない選手に機会を与える目的で行われたもので12球団12選手の移籍が決まった。

 「いいニュース。ただ、本当に1軍で使うかどうかっていうところの競争ですから何とも言えないですけど。初めての試みですから、これが来年以降どう生きてくるかっていうのも楽しみの1つ」と話した。

 また楽天から巨人への移籍が決まったオコエについては「身体能力は素晴らしいものを持っているので、あとは試合で結果を出すことが大事」とエールを送った。

 巨人・元木大介作戦兼内野守備コーチ(50)も10日、都内のトークショーに参加後、オコエについてコメント。「ジャイアンツで同じユニホームを着るわけだし(一緒に)チームのために頑張ってほしい」と呼びかけた。

 またオコエの加入によってチームの「青写真」にも変化が生まれている。来季はここまで「不動のセンター」だった丸を右翼にコンバートすることを検討。中堅を増田陸、ドラフト2位の萩尾、新外国人で現在獲得調査を進めているルイス・ブリンソン(28=前ジャイアンツ)らで競わせる構想だったが、この中堅争いにオコエが加わることになる。

 外野手争いは激しさを増している。今オフはここまで内野手登録だった増田陸、増田大、秋広といった選手もこぞって外野でのレギュラー獲りを目指すと公言。移籍組では広島から長野も加わり、ほかにも石川、岡田、重信、松原、故障から本格復帰を目指す立岡、梶谷もいる。

 巨人の外野手争いについてはこんな声もある。

 「まずは実績ある選手がどのようなパフォーマンスを残せるか。この中でレギュラー確約といえるのは丸ぐらいでしょう。ほかの選手は誰がポジションを奪ってもおかしくない」(球界関係者)

 目の色を変えて各選手がポジション獲りに臨む中、注目を集める選手の一人が松原だ。

 「育成の星」として昨季ブレイク。迎えた今季はレギュラー定着が期待されたが、50試合で打率・113、0本塁打、4打点と低迷。亀井コーチが着けていた背番号「9」を託されたが、わずか1年ではく奪となった。来季からは、支配下登録1年目に背負った「59」を着け、再出発を誓っている。

 「今季チームが低迷した要因の一つに外野守備の不安定さもあった。松原や梶谷がしっかり機能していれば、もう少し持ち直せたという見方もある」(同)

 今季チームはリーグワーストの防御率、最多失点に苦しんだが要因の一つに、両翼を守ったポランコ、ウォーカーの「穴」も指摘されている。

 「もう一回、全力で、アグレッシブに取り組めば、結果は後からついてくると思う」と契約更改では強い意気込みを語った松原。

 し烈なレギュラー争いが繰り広げられることで、それだけチーム力の底上げにもつながる。果たして2023シーズンの開幕スタメンに名を連ねるのはどの選手となるのか。今から楽しみとしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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