大の里を追う豊昇龍は3敗に後退 霧島に敗れ、26歳のバースデーを飾れず、横綱初Vも極めて厳しく
2025年5月22日(木)17時53分 スポーツ報知
霧島に上手投げで敗れ3敗となった豊昇龍が土俵下でぼう然とする(カメラ・今西 淳)
◆大相撲夏場所12日目(22日、東京・両国国技館)
横綱・豊昇龍(立浪)は、関脇・霧島(音羽山)に上手投げで敗れ、3敗に後退した。この日の26歳の誕生日を自ら祝うことができなかった。
横綱初Vには極めて厳しい敗戦となった。残り3日間を全勝し、首位の大の里が3連敗し、優勝決定戦に持ち込むわずかな可能性しかない。前日の東前頭7枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)戦ではひやりとさせられた。鋭い押しに引いてしまい、土俵際まで追い詰められたが、向き直って受け止め、相手が体勢を崩し、白星をつかんだ。それでも「集中していたから残れた。落ち着いて取れてよかった」と、3、4日目と連敗した時と比べ、余裕が感じられていたが、この日は暗転した。