大の里 記録尽くめ4度目賜杯!戦後最速の横綱昇進確実 13日目V10年ぶり、日本出身貴以来29年ぶり
2025年5月23日(金)17時55分 スポーツニッポン
◇大相撲夏場所13日目(2025年5月23日 東京・両国国技館)
大の里が初めて賜杯をつかんだ夏場所で記録尽くめの優勝を決めた。大相撲夏場所13日目は23日、両国国技館で行われ、大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)を下し、2場所連続4度目の優勝を飾った。
大の里は初日から連勝を続け、自己最長となる12連勝でこの日を迎えた。豊昇龍、大栄翔、霧島、若隆景、朝紅龍が3敗で追う形だったが、13連勝を決め自力で昨年初優勝を決めた夏場所、秋場所、今年の春場所に続き4度目の賜杯を手にした。
横綱審議委員会の内規には「2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績」と昇進の基準が定められている。入門からわずか2年の大の里だが、2場所連続で優勝したことで、戦後最速となる初土俵から所要13場所での横綱昇進という偉業を確実なものとした。
初土俵から所要13場所での綱獲りは昭和以降最速。
13日目での優勝決定は15年初場所の白鵬(現宮城野親方)以来10年ぶりで、日本出身力士では96年秋場所の貴乃花以来29年ぶりの快挙。日本出身横綱誕生となれば、師匠で2017年に横綱に昇進した稀勢の里(現二所ノ関親方)以来8年ぶりとなる。