“轟音東京”開催! 明治神宮外苑でレッドブルマシンたちがデモラン。現地のファンを沸かせる

　12月19日、東京都新宿区の明治神宮外苑特設コースにおいて、モータースポーツおなじみのレッドブルが主催するモータースポーツイベント『Red Bull Race Day（レッドブル・レースデイ）』が開催された。

　レッドブル・レースデイは、これまでも明治神宮外苑でF1のデモランなど、さまざまなイベントを実施してきたレッドブルが、東京都心にレーシングマシンの“轟音”が鳴り響く『轟音東京』というコンセプトのもと開催する都心型複合モータースポーツイベントだ。

　国内外のさまざまなモータースポーツで活躍するレッドブルだからこそ集めることができるレーシングマシンたちが、東京都心部の明治神宮外苑に設営された特設コースでデモランを行うこのイベントには、世界に誇る“ジャパン・パワー”を全面に押し出したマシンやドライバー、ライダーが集結。

　デモランを行うのは、Red Bull MUGEN TEAM Gohの全日本スーパーフォーミュラ選手権参戦マシンであるSF19を大津弘樹がドライブ。スーパーGT GT500クラスを戦うTEAM Red Bull MUGENのRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTを笹原右京と大湯都史樹のふたりがステアリングをシェアし、そして世界最高峰の二輪レースに参戦するLCRホンダ・イデミツから中上貴晶が登場。操るマシンはRC213V-Sとなっている。

　11時30分からのオープニングセレモニーで開幕を迎えたレッドブル・レースデイは、まずホンダS660に乗ったドライバーたちがパレードを行いながら登場し、その後は“Pre-show”と題されたイベント、コース、マシン、チーム、選手紹介が行われ、12時30分から待望のショーランに移った。

　まず行われた1台ずつの走行では、笹原が駆るRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが1周し、その後大湯にドライバー交代を行いコースを1周。続いて大津がステアリングを握るSF19がコースを2周し、その後中上のMotoGPマシンが現地に集まったファンたちの前を疾走。当初2周の予定だったデモランは中上のサービスによって3周行われ、大いに盛り上がりを見せた。

　その後は集まった多くの観客の前で“PIT STOP SHOW CASE”と題されたピットストップパフォーマンスが実施され、ホンダNSX-GTとSF19のタイヤ交換が行われ、ピット作業完了後のスタートでは笹原と大津によるホイールスピンによって白煙が出されるシーンも。

　その後は複数台でのショーランが繰り広げられ、まず中上のRC213Vと笹原のホンダNSX-GTがコースに登場し、笹原と入れ替わるようにして大津のSF19が中上とデモランを行った。そして最後には大湯のNSX-GTと大津のSF19、そして中上のRC213V-Sの3台が同時に特設コースを駆け抜け、興奮冷めやらぬなか、レッドブル・レースデイは大盛況で幕を下ろした。